訪問看護ステーションのサテライト数【都道府県別および全国合計】

公開されている統計情報をもとに、訪問看護ステーションのサテライトの数（都道府県別および全国合計）のデータをまとめました。
すべて各年の4月1日時点になります。

「サテライト」とは「待機や道具の保管、着替え等を行う出張所」のことで、その設置にあたっては厚生労働省老健局老人保健課の「訪問看護事業所の出張所（いわゆる｢サテライト｣）の設置について」という文書で以下のような要件が示されています。

1. 利用申込みに係る調整、指定訪問看護の提供状況の把握、職員に対する技術指導等が一体的に行われること。
2. 職員の勤務体制、勤務内容等が一元的に管理されていること。必要な場合に随時、主たる事業所や他の出張所との間で相互支援が行われる体制（例えば、主たる事業所から急遽代替要員を派遣できるような体制）にあること。
3. 苦情処理や損害賠償等に際して、一体的な対応ができる体制にあること。
4. 事業の目的や運営方針、営業日や営業時間、利用料等を定める同一の運営規程が定められること。
5. 人事、給与、福利厚生等の勤務条件等による職員管理が一元的に行われること。

また、これに加えて都道府県で独自で設けた基準をクリアする必要があります。
詳しくは各自治体のホームページなどでご確認ください。

訪問看護ステーションのサテライト数の一覧表は、この記事の最後に掲載しています。

訪問看護ステーションのサテライト数の推移【全国合計】

訪問看護ステーションのサテライト数の全国合計をグラフ化しました。

平成26年（2014年）から一貫して増え続けていますが、ここ数年は増え方がやや鈍化しています。

令和6年（2024年）4月1日時点での訪問看護ステーションのサテライト数は2,224箇所。
平成26年（2014年）からの10年間でおよそ5倍に増えたことになります。

訪問看護ステーションのサテライト数の都道府県別比較【令和6年、2024年】

訪問看護ステーションのサテライト数を都道府県別で比較してみました。

記事執筆時点で最新の令和6年（2024年）のデータをグラフ化したものが以下になります。

地域によって大きなばらつきがあり、主に東京都や大阪府などの都市部で多いことが分かります。

訪問看護ステーションのサテライト数が最も多いのは東京都の489箇所、次いで大阪府の422箇所、神奈川県の213箇所と続きます。
訪問看護ステーションのサテライト数が最も少ないのは香川県の0箇所、次いで佐賀県の2箇所、秋田県の4箇所と続きます。

訪問看護ステーションのサテライト数の一覧表

訪問看護ステーションのサテライト数を都道府県別の一覧表にまとめました。

各年の4月1日時点での数字になります。